余暇の過ごし方

洋書多読を趣味で始めました。英語学習やゴルフ、囲碁など興味のあることを綴って行きます。

碁盤修理 (古い榧の碁盤が修理から帰ってきました)

修理に出していた碁盤が帰ってきました。

やはりカンナで削るときれいになります。
脚は修理に自信がないと言われたので作り直してもらいました。手作りで足のクビレが美しいです。
カンナで削られて榧の匂いが良くわかるようなりました。この榧は本州榧かな。九州、四国とは少し違う気がする。

【修理後の碁盤】
修理後 天面修理後 裏面修理後 脚修理後 側面

この碁盤は、1950年~1968年に一度修理をされているらしい。
今回修理により脚を新しくしたが、この碁盤を碁盤屋に送る際に古い脚を抜いたところ、以下の写真のような郵便はがきが挟まっていた。
碁盤に挟まっていたハガキ

このハガキの切れ端は相当古いが、左から右に「郵便はがき」と書かれていることや、郵便番号のマスがないことから、1946~1968年の「郵便はがき」ということが解る。

また、このハガキは右上に碁盤店と書かれているので、修理を頼まれた碁盤屋がグラつく足を固定するため、自分のところにあった自分宛のはがきを切り、グラつきを抑えるのに使ったと解る。適当な応急処置であることから考えて、脚のグラつきは修理項目ではなかったのだろう。

この碁盤についていた元々の脚は二重ビラで手の込んだものであり、碁盤師の技術力の高さが感じられたので、作ったばかりの碁盤の脚がガタガタしていたとは考えにくい。作られて時間がたち乾燥が進み、グラついたのであろう。
という事は、50~60年代に碁盤屋に持ち込まれたのは、天面の目盛り直しの為だろう。

この盤は天地柾であるので当時は相当の高級品であったであろうから、普通の碁会所にて使われていたものではないとおもわれる。碁会所で朝から晩まで使われる碁盤と違い、天面を修理をするまで使われたとすると相当な時間が必要である。最初に作られたのは戦前で大正、明治だったのかもしれないな。 もしかしたら江戸時代だったりしてね。



それにしても、今回の碁盤店の店主は不親切な感じだったな~。

修理は3週間程度かかると言われたが、その倍くらい時間がたっても何も連絡がなかったし、修理代金を振り込んでいたのでNet詐欺やろか?って、やや焦った。
新しい脚にするなら修理日と名前入れて欲しいとメールに書いても返答無し。。。
修理出来上がり後にも宅急便の問い合わせ番号を教えて欲しいとメールしたが教えてもらえず。

代金の振込の際に送料が必要かを聞いたが修理代金のみ振込指示があったし、碁盤屋のHPには3万円以上お買い上げは送料無料って書いてあったので、てっきり送料無料かと思っていたが、宅急便が着払いで送られてきた。着払いで送るなら、そうメールで知らせて欲しいと思う。

この碁盤店は天面を漆ヘラ目盛りしているが、雑な仕事であった。不合格ではないと思うが、線の幅、盛りの高さが不均一で残念。ヘラ目盛りで天面修理するのは初めてであったが、太刀目盛りに比べて仕上がりが良くない印象を強く持ってしまった。
この碁盤店は、140余年の歴史の東京の老舗碁盤店なので、まぁ、こんな修理はゴミみたいな仕事なのかもしれないな。

しかし、この碁盤店のカンナ仕上げはとても素晴らしかった。天地柾は目立ちしやすいと聞くが、吸い付くような仕上がりになっていた。流石だ。

この碁盤は盤面全体が均一で柔らかな打ち味なので、とても気に入っています。カンナ仕上げの良さで一層際立った感じになった様です。
また、60~100年前に作られたことを想像すると、この碁盤の刻んできた時間に思いを馳せ、益々愛着を感じられます。大切に使ってやりたいと思います。
スポンサーサイト